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この1カ月は奈良で鹿とたわむれまくったり、ムーミンのパペットアニメ観に行ったり、あとしごとしてました。以上!
そいで今日は「カレル・ゼマン/レトロスペクティブ」を観に行ってきました。観たのは「クリスマスの夢」「ブロコウク氏映画制作の巻」、そして「クラバート」。いきなり「クリスマスの夢」でほろりと涙が出そうに。小道具含めた人形世界の完成度の高さならいくらでも他によい作品はあるだろうけど、人形に命を与える=アニメートするという作業をこれだけ愛情と茶目っ気たっぷりにやってしまった作品は少ないんじゃないかなー。
かなり後期の作品「クラバート」もよかった。もともと僕にとってプロイスラーの小説の「クラバート」はずっと気にかかる存在で、以前こういうのを書いたことがあったりする。で、ゼマン版の「クラバート」では、クラバートが少女を愛する理由というか過程がすんなりと納得できたんですね。“愛ほど強い魔力はない”。ハッピーエンディングもうサイコー。本当にこの映画を観てよかった。すっきりしたわ。
しかしちょっと観客少なかったんすけど……。キャラクターグッズがないと君たちは映画を観ないのかね? ムーミンやチェブは僕も映画自体は好きだからまあいいけど、クル○ク観るならゼマンのほうが数千倍いいんだから。来週も観に行くから、セルシーシアターで会おうぜ! ていうか千中という場所がやっぱよくなかったのかナー。
- 作者: オトフリート=プロイスラー,ヘルベルト=ホルツィング,中村浩三
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1980/05
- メディア: 単行本
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