緑地公園駅で下りて天牛書店に寄り道、そいで慌てて千里セルシーシアターへ。もちろんカレル・ゼマン特集で、今日は「前世紀探険」と「シンドバッドの冒険」。

「前世紀探険」はよかったんだけど、これをあんまり持ち上げすぎちゃうと特撮の歴史ってどうなるのというか……。どっちかというと「シンドバッド」のほうがおもしろかったかな。イスラムの細密画ぽい雰囲気をアニメーションでやろうとするなら、やっぱこういう切り絵じゃないと無理だよねえ。極彩色の空間はイスラムへのエキゾチシズムと見るべきなのか、サイケデリックという時代がもたらしたものなのか。そういう意味でも「彗星に乗って」も観たかったんだけど、ちょっともう無理かなー。

食事の後に飲むとしみじみしてなかなかよいのだけど、その後風呂上がりに飲むべき代物ではない。昆布茶ってむずかしい。