空掘まちアートに行ってきました。空掘のあたりをしっかり見て回るのは初めてだったけれども、なかなか楽しいイベントだったよ。町じたいが路上観察的な匂いを色濃く残すところで、目についたのが牛乳配達の木箱。おなじ森永の黄色の木箱にしてもエンジェルのポーズがいろいろあったりして微妙にパターンがちがうもんなんだなー。入り組んだ路地の奥へ進んで、長屋のトタン壁にインスタレーションされた作品をながめて、ふと上を向くと建物にはさまれた小さな秋の空が見えたりして、のんびりとした午後を過ごしたのでした。

ぐるりと上町筋をまわった帰り道、あそこに里見先生が住んでるんかーなどと公営住宅をながめながら法円坂を通り過ぎたのだけど、この法円坂という地名、「新青年」の探偵小説を思わせるようなモダンなイメージから、何かが転化して現在の地名になったんだろうとばっかり思ってた。ところが調べてみると蓮如の弟子に法円ていうひとがいて、そこからきてるんだって。わりと大阪にはめずらしいタイプの地名のような。

そいでとちゅうで京町堀の串揚屋に寄って飲んだのが青酎。店の人に芋焼酎で思いっきしクセのあるやつないですかね?ていうたら勧められたので迷わず飲む。青ヶ島産というだけでなんか迫力があるけど、実際に飲んだらぎりぎりでウマイ。まじぎりぎり。いい気分になって店を出て、もう1軒寄ってまた飲んで帰宅。