はじめてのおつかい

妻に頼まれて阪急梅田のSUQQUへファンデーションを買いに行った。口紅やマニキュアをプレゼント用に買うことはあっても、男にとってファンデーションを購入するというのはめったにない経験といえよう。空箱を渡されて、「これとおなじやつください」っていいなさいと、はじめてのおつかい扱い。夕方は化粧を直してもらってからデートに挑む女の子でいっぱいだから、という妻のアドバイスにしたがって7時半くらいに阪急へ向かう。
まあ、ひとりで化粧品売場へ行くのも初めてというわけでもないのだしと軽く考えてエスカレーターを2階で降りた瞬間に、女性で満杯のフロア風景が目に飛び込んできて、そのまま回れ右をして5階の紳士服売場へ向かってしまっていた。じぶんの弱さに驚いた。しかしさすが梅阪の化粧品売場はひとあじ違う。あの雰囲気はキツイ。意味もなくネクタイを眺めたりして心を落ち着け、再度2階へ向かう。けっきょく首尾よく買うことはできたんだけど、化粧品売場というのはなぜあんなに非効率的な販売方法をとっているのかふしぎだよなー。なぜあれだけ販売員がたくさんいて、あれだけの客しかさばけないのか。買うものが決まっていて、特に新製品をチェックしたりすることのない、つまり僕のような客は少数派なのか。どっと疲れて、ごほうびに地下で焼鳥とサラダを(勝手に)買って帰ったとさ。
ところで今週はmixiの上場がずいぶんニュースになっていましたね。IPO公募に当たった人はおめでとうです。僕はあんまりmixiを利用しなかったので退会しちゃってるから、同社の事業じたいをちょっと醒めた目で見てるのかもしれないけど、それにしても異常だよなー。今年に入ってからの株価の下落局面がまだ記憶に新しいことを考えると、とても一般投資家がアレに参入しているとは信じたくなく、もっと高度なところで鉄火場が繰り広げられていることを願います。というのが株式投資を行っている多くの人の気持ちなんじゃないだろうか。げひんな言いかたをすれば、俺のカモを嵌め込むんじゃねえよ、ということになるわけですな!