ため池の 光る水面の すいようび

仕事で堺市へ。なかもずで泉北高速鉄道に乗り換えると線路の周辺に大小のため池がいくつか見えてきます。これまでいくつかの土地で暮らしてきたけど、池というものが身近にある生活をしたことがなかったので、これはとても新鮮な風景。兵庫や香川にため池が多いというのは知っていたけど、大阪のこのあたりも似たような、むかしから稲作のための灌漑用水をストックしておく施設が必要な土地柄だったんだろうなあ。そういえば狭山市大阪府立狭山池博物館も行こう行こうと思いつつ、まだ行ったことがないんだった。
栂・美木多駅で降りて南東方面へ歩くと、これまた道路の反対側にため池がありました。とりあえず仕事を先にすませねばなとそのまま進み、無難に打ち合せを終えた後、帰り道はため池側の歩道を通ってみることに。うーん……思ったよりぜんぜん鳥のすがたが見当たらない……。向こう岸のほうにカモが何羽かいるけど、種類も判別できないくらいに遠い。がくりとして歩きはじめたところに、水面に近い低いところを青緑やオレンジにからだを輝かせた鳥が速いスピードで飛び去っていくのが見える。あ、カワセミだカワセミ、カワセミ。くそう、後輩が一緒じゃなければもうすこし眺めていくところなのに。このあたりに暮らす人からすればべつだん珍しいものじゃないのかなあ。羨ましい……。