とくべつな水曜の夜を思い出す木曜の夜

「あのさ、客観的にみてさ、どうもウチの娘はかわいいんじゃない……?」
「まあ、世の中には親の欲目ってものがあるわけだけど、そういうのを抜きにしてもかわいいよねえ……」
「ていうか、私にはね、すっごくタイプの赤ちゃんなんだよー」
「うむ。なんか素直そうないい子だよねー」
などと非常にまぬけな会話をしているわけですが、昨日の夜、女の子が産まれました。イエーイ。カート・ヴォネガットは亡くなったけれども、あたらしい命もまた産まれる。
思いがけず2日にわたるハードコアな難産で、しかも産まれたー!と思ったら、なんと呼吸が弱くて即刻NICU送りというおまけつき。結局のところ、現段階では特に器質的な異常は見当たらなくて、一過性のものだって診断がついたんですけどね。一夜明けた今日、妻といっしょにNICUへ娘の面会に行ってきたけど、もう保育器から出されて哺乳瓶のミルクはぐびぐび一気飲みするし、元気そのものでした。
今日の夜に大阪に戻ってきて、いまは唯一枚の娘の写真(NICUは自前のカメラ持ち込めないので)をながめてにへにへしながら、ひとりビールで乾杯しているところです。妻も娘も、ほんとうにおつかれさま。