黒うさとみそ汁

きのうは勤務部署での暑気払いがあり、居酒屋とビストロの中間みたいな微妙な位置づけの店で行われたのでした。で、そこのレジカウンターになんか見慣れた物体が……と思ったら、友人から娘にいただいたものとおなじ黒うさのぬいぐるみなのであった。
この黒うさは玩具関係ではもっとも活躍しているといってよい(さなえさん、ありがとう)。娘の寝返りが激しすぎるときとか、横に置いておくと防波堤になってくれるし、基本ずっと布団の上にいるので、娘にしゃぶられ、ぶん回され、乗っかられと、相当むごい仕打ちを日々受けているのですが、文句ひとつ云わずにいつも娘に寄り添っていてくれる。片や涎だらけでうす汚れて所帯じみた黒うさ、片や瀟洒な店でお客さんを見送る清楚な黒うさ。ぬいぐるみの人生もいろいろである。
ところで飲み会の翌朝というのはどうもふだんのパンの朝食が進まないので、今朝はみそ汁にしました。で、このときのみそ汁というのは断固として赤だしに限るね。赤みそ文化圏を離れて18年、このあいだ郷に入りては郷のみそ汁も愛好してきたわけですが、飲んだ翌朝のみそ汁だけはだれがなんと云おうと赤だし。すなわちソウルフード。たまたまだけど、妻が赤みそ文化圏の育ちなことは幸運だったといえよう。しかし娘はどう育つんだろうね。「よそのうちのおみそは赤くない……!」というような日がやってくるのであろうか。お父さんちょっと心配(ブッブー)。