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こどもの服

休みのあいだの活動として(変な云いかた)、いっちょう堀江でも行っとくかということで行っといたんですよ。3 Feet Highというこども服の店からセールのDMが来てたので行ってみたんだけど、なんか、もう、ちょっとすごい世界ですよね、あれは。こども服とはいえ、アンダーカバーだの、イザベル・マランだの、セール価格でも1万円を超すアイテムの数々。げふ。
まあ、1万円なんて大人の本気の洋服にくらべればはした金という考え方もできるわけで、いや僕にはできませんけど、ともかく、最近のこども服ブームは手の届く範囲の贅沢という視点で解釈されがちみたいですけど、やっぱりそれだけじゃないだろうというのが、このたび現場からの意見です。
あれはね、金をどぶに捨てるみたいな、より純粋な消費だから楽しいのではないだろうか。だって大人はさー、洋服で散財するにもいろいろエクスキューズがくっついてくるじゃないですか。マッキントッシュ?「そろそろこういう定番も持っとかないと……」、モンクレール?「機能で選んだらやっぱねえ……」、オールデン?「一生モノだしね……」。服飾品にとどまらず、自動車でも、家具でも、酒でも、大人が購入する高級品のほとんどはそれなりの裏づけをもっていて、リーズナブルな選択という範疇にすっぽり収まってしまうのだった。つまらん。
ところが、こども服に高い金をかけるというのは、もうまったく正当性のかけらもなく、即座に馬鹿親と後ろ指をさされかねない行為であり、この馬鹿さかげんが、ぐっと世の親たちを惹きつけているんじゃないかと推測する次第なのです。
まあ、うちにはどぶに捨てるほどの金はないからなーと、狭い店内の人ごみのなかクールに構えてみたものの、これかわいくない?と妻が持ってきたプーマのベビーシューズを娘に履かせてみると、かわいいにもほどがあるぜと、まだ歩けもしないのに買っちまったよファーストシューズ。馬鹿ですいません(でも高くないよ)。