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春分の日のおぼえがき

  • 娘が熱を出しました。相当ぐったりしつつもおでこに熱さまシートなんて貼ったりしてスーパーキュートである。放っておくと鼻水が詰まりほうだいなので吸引器具で吸ってあげるのですが、これの名称が「ママ鼻水トッテ」。パパもとるんだけどな……。ずるずる。で、容赦なく吸ったらめっちゃ嫌われた。
  • ちなみに僕も花粉アレルギーで鼻をずるずるさせているので、じぶんでじぶんの鼻水を吸ってみることにもトライしてみた。イメージとしては、じぶんでじぶんの襟首をつかんでもちあげる、みたいな変な気がするけれども、やってみるとわりと普通に吸えるのですね。あたりまえか。
  • 石井桃子さんの「幼ものがたり」を読んでいたら、1歳数ヶ月のころに生まれた弟がすぐに亡くなってしまったときのことが、うすぼんやりとした最初の記憶らしい。それって早いよね。僕のはっきりと覚えている記憶というのは3歳の秋、母といっしょに姉を幼稚園送迎バスの乗り場まで送っていったときの帰り道、「今日みたいなんが日本晴れっていうの?」と母に訊ねたときのことです。たぶんTVかなにかで知った単語を確かめたんだろうと思う。澄んだ空と、道端に咲いていたノジギクの花はありありと目に浮かぶけれど、母がなんと答えたかはよく覚えていない。そんで日本晴れってなんなのか、いまでもよく知らないんだけどさ。

幼ものがたり (福音館文庫 ノンフィクション)

幼ものがたり (福音館文庫 ノンフィクション)

  • 最近本のつまみ読みが多いのは、娘を寝かしつけるために、夜ごとおんぶをしているからである。北極しろくま堂のおんぶ紐で娘を背負い、部屋のなかをうろうろするわけですが、それだけだと暇なので本を読みながらの二宮金次郎スタイル。小学生のころ本を読みながら下校中にトラックに轢かれかけて以来、禁じられていたこの作法が復活しましたよ。
  • 小島寛之さんの「数学でつまずくのはなぜか」もぱらぱら読みました。ええ、数学以前に足下の電源コードやソファに気をつけろって話なんですけど。

数学でつまずくのはなぜか (講談社現代新書)

数学でつまずくのはなぜか (講談社現代新書)

  • 文学部系のひとって数学にがてなくせに論理学や分析哲学の本を読んでは「もうちょっと数学まじめにやっときゃよかったなあ……」なんて思ったりするじゃないですか。僕のことですけど。あれは筋が悪いなあと思いました。なんか目に見える数理的概念にぶちあたらないと、数学について考えないというのがセンスのない証拠である。
  • 『結局この本は、「あなたが数学でつまずくのは、数学があなたの中にすでにあるからだ」という、かなりパラドキシカルなことを語る本だ。』というのがまえがきの一文なんですけど、これを「あなたが文法でつまずくのは、文法があなたの中にすでにあるからだ」と改変すると非常にわかりやすいんじゃないのかなー。で、そういう人間特有の世界認識の方法のひとつとして発展したのが数学であるという考えかたは、それを学習するうえで有効だと思う。
  • まあ、この本を読んだのはいまさら数学について恨みを晴らそうとかそういう魂胆があってのことではなく、小島さんの日記(id:hiroyukikojima)がおもしろかったので、どんな本を書かれているのか知りたかったからなんですけど。特に宇沢弘文さんのことを書かれたエントリー(http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/20080109)、小島さんが塾の先生をしていることを打ち明ける場面とか、おっちゃんこういうの弱いねん。
  • ところで、分析哲学のクワイン(ウィラード・ヴァン・オーマン・クワイン)の甥がギタリストのロバート・クワインだっていう豆知識はみなさんご存知でしょうか? ロバート・クワイン「うちの叔父さんによると経験主義の2つのドグマちゅうもんがあってね」、ルー・リード「おいおい、きみのギターは痙攣主義やろ!」。……ちょっとわかりにくいですね。

ブルー・マスク(紙ジャケット仕様)

ブルー・マスク(紙ジャケット仕様)

  • なんとこのダイアリーも6年めに入ってしまいました。そのわりにエントリー数はたいしたことないですけど。なんかあれだ、三十代後半子持ちのおっさんになると、モテたいとか、大きいおっぱいや小さいおっぱいのこととか、そういうのにリアリズムが欠けてくるのが非常に残念です。