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わかりたボーイのみんなへ

大島弓子をわかりたがる男きもいよ。というのは女性のなかで一定のコンセンサスを得ている視点であり、もうすこしソフトな表現とはいえ、かちょうさんも過去に面と向かって云われたことがある。あーいいこと云うねあんたと思いつつ、大島弓子が好きということはあまり公言しないようになってからずいぶん経つのだった。
このきもさというのは、よく考えるといったいなんなのだろう。大島弓子を以って少女マンガをわかったような気になっている鈍感さがきもいのか、訊いてもいないのにぺらぺら語る間抜け面がきもいのか。「チビ猫かわいいよチビ猫、フヒヒヒヒ!すいません!」までいけば逆にきもくないかもしれない。
それはともかく、上のような理由だけではこの手のきもさが男性にしかみられないことの説明がうまくできない気がする。立場を逆にしたとき、女性がなにをわかりたがればきもいのか、僕には適当なものを思い浮かべることができない。つまるところ、好きなら好きで男同士で語っていれば「ふーん」ですむところを、いちもつをぶらぶらさせて女の子に寄っていくから「きもい」になるのではないだろうか。べつの云いかたをすれば、しょせん搾取対象でしかない見当ちがいの少女性について自覚なしに語る滑稽さがきもいということである。大島弓子についてしゃべりたいなら、まずはそのいちもつをしまえと。話はそれからである。
あれは、しまったと思っていても、わりとすぐにはみ出したりするものなので、みんな注意してほしい。そして、しまっていてもいちもつさんお断りというケースもままみられるので、そのときは素直にあきらめてください。無理な土俵入りは禁物です。