りんごの国からきた娘


保育園の連絡帳に、娘が乗って遊べる大きなおもちゃでにこにこ遊んでいた由が書かれていたのだった。そういえば、うちって大きいおもちゃってないんだよね……。妻と相談してダンボール箱でなんか作ろうということになって、補強用の発泡スチロールをスーパーから持ってきてもらったんだけど、なんか工作する以前に娘はそれが気に入ってしまったようである。まあ、べつにいいんだけど。
五所川原なんてのは、リンゴとヤクザしかいないおっかない町だ」というのは、旅先ですれちがっただれかから聞いたのだったか、なにかの文章で読んだのだったか。あいまいなくらいに大昔の話です。五所川原は乗り継ぎのために駅のホームで30分ほど過ごしたことがあるだけなので、真相は不明である。