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雨あがりの散歩

 新緑の季節というとふつうは5月を指すんだろうか。だけど植物たちがその生命力をほんとに見せつけるのは入梅してから、6月ごろのいまの季節だと思う。5月に種をまいたベランダの朝顔もすっかり支柱からとびだして、となりの南天にからみつく勢いである。あれ、ちょっとこわいね。支柱にそのまま沿ってくるくる巻くのはわかるけど、なんで何もない空間の先に南天があることがわかるんだろう。
 雨がふるとことほどさように目に映る緑は色濃くなり、大阪のまちなかでもジャングルみたいなにおいをふと感じる。靱公園土佐堀川沿いの遊歩道、雨上がりの街路樹、どれもだいすきだ。散歩に出たのは堂島のジュンク堂に行くためで、入り口広場でしばし娘を遊ばせる。ケヤキやクスノキのような、大ぶりに枝が広がって葉は小さい樹が好きなので、この広場もお気に入りなのです。