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そうじするときのおんがく


週末に部屋をそうじするとき、音楽を流す。僕の最近の生活様式からすると、音楽を意識的に聴くのは一週間のうちのこの時間だけと云ってもよいかもしれない。そんでこの数週間にわたって、トーキング・ヘッズの「リメイン・イン・ライト」ばかり聴いているのであった。Goes on, and the heat goes on. そうじがたいへんはかどる音楽である。
「リメイン・イン・ライト」は世評にいつわりなく名盤だと思う。ただしこのアルバム、そしてトーキング・ヘッズが僕にとって重要な存在かというと、べつにそうでもないというのだから失礼な話である。ただ、これは多くの人がそうじゃないかと思うのだけど、じぶんのアドレッセンスと分かちがたく結びついている音楽をいつ聴くかというのは、なかなかにむずかしい問題なんじゃないだろうか。休日に電気掃除機をかけながら、「ハイ・ランド、ハード・レイン」を聴けるか? 「クイーン・イズ・デッド」を聴けるか? 「ラヴレス」を聴けるか?(聴けるかも……)
そうやってハードルを高くしていって、僕はみずから音楽を聴きにくい環境をつくりだしてしまっている。これを解決するのはなかなかにむずかしい。過去における治療薬のひとつがモーニング娘。であり、現在それにあたるものはPerfumeなのだろうと推測しているけれど、これも食指が動かないのが正直なところです。まあ、現在の僕はリスナーであるよりも、娘(リアル娘のことですよ)といっしょにシンガーかつプレイヤーであるほうが楽しく、実りあるような気もするので、それはそれでよいのですが。