いやいや娘

最近、娘との折り合いがわるい。正確にいうと、僕はあふれんばかりの愛情を娘に叩きつけているのですが、娘がどうもそれにこたえてくれない。具体的には、「とーしゃんいや!」という言動となって現れる。お風呂に誘おうものなら、「いや! いや! いやー!!」とまじ泣きするしまつである。
僕:○○はー、おかあさんすき?
娘:しゅき。
妻:○○はー、おとうさんすき?
娘:しゅき。
僕:じゃあ、だれといっしょにお風呂はいろっか?
娘:かーしゃん。
妻:おとうさんといっしょにはいろうよ。
娘:いや。とーしゃんいや! かーしゃんとはいるー!
すきだけどお風呂はだめなの……。なんですかその女心。びみょうすぎてわかりません。わからないけど、いやいや連呼されると、かなりへこんでくるのは確かである。抱っこ拒否は、まあ大目に見るとしても、手をつなごうとして振りほどかれるのは相当にダメージがでかい。そのくせ絵本を読むときとかは、ためらうことなく僕のひざにおっちんしてきたりする。わー魔性! おとうさん翻弄されてる!
おとうさんとしては、一過性のものであると信じたいのですが、どうなんでしょうねこれ。年ごろになったら、おとうさんなんて除け者にされるものとは思っていたけれど、ちょっと早すぎないですか。まだ2歳になったとこじゃん。きのうはおとうさんが買い物に出かけて、くそう金ないなと帰りに松屋で牛めしを食っているあいだに、妻と娘は堀江のおしゃれカフェでなかよくランチを楽しんでいたという。ちょっと待って! そういうの早すぎない? もうしばらく家族でなかよく過ごそうよ!