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はじめての映画館

きのうは映画を観にいった。そもそもは妻がTVで流れるコマーシャルを目にするたびに「アリス観にいきたいねえ」と娘に吹き込んでいたのであった。おかあさんスキーな娘はうかうかと策略にはまり、「アリス観にいきたい」と口走るようになり、娘の映画館デビューはティム・バートンで飾られることになったのでした。
映画館に入場し、予告編がはじまる前から3D眼鏡をかけてノリノリの娘。本編開始後ほどなく、「こわい」「おしまいにする」といきなり弱気の娘。気づかないふりをして画面をじっと見つめる妻。3D眼鏡にはばまれた彼女の表情は読みとることができない。しかたないなと娘をひざに乗っけて、騒ぐようだったら外に出なきゃなあと考えていたら、意外にも娘はそれ以上ぐずることも眠ることもなく、最後まで「アリス・イン・ワンダーランド」を観てしまったのでした。おもしろかったねーだって。
帰宅後、風呂インタビュー。
「○○○はさー、『アリス』のどこがおもしろかった?」
「うさぎ。うさぎはかわいいねー」
「うさぎかー。そのほかは?」
「アリスがおっきくなったりー、直ったりしたから」
「そうかー。白の女王と赤の女王はどっちが好きだった?」
「○○○はー……ピンクがすき! みーんなピンクがすきなんだよ?」
「なかなか含蓄あるこたえだなー……。マッドハッターのおじさんはどうだった? お化粧濃いおじさん」
「……」
「からすと書きもの机はどうして似てる?」
「○○○のアンパンマンどこー?」 (注:話をそらした。たぶんこわい)
「またおとうさんとおかあさんと映画みにいく?」
「こんどはー、鹿の映画みる」 (注:『バンビ』のことである)
とまあ、こんなかんじで終わった娘のはじめての映画体験。この子の人生にすてきな映画がともにありますように!