ベルイマン映画祭、今週は時間の都合により「不良少女モニカ」を観ました。

モニカすごいうるさい。何かっていうとキーキーわめく。むちむちしてて、肉焼きの塊を盗んでむしゃぶり喰ったりする。うわきもする。でも女の子のことを好きになったことがある男だったら、なんでハリーがモニカと一緒の夏を過ごすことになっちゃったか、わかりすぎるくらいわかる。挿し挟まれる橋やアーチをくぐるシーンのたびに、もう後戻りなんてできへんねんなーていう気分になって、でもべつに最後になっても後悔なんてしてるわけじゃなくて、あの夏は楽しかったなーていうだけの話。

映画が始まる前に、家から持参の何にも塗ったり調理したりしていない食パン1枚を妻と2人で分けて食べる。じつはパン狂いの妻が通販で買った金谷ホテルベーカリーの食パンだったんですけど、周りの人々はそんなの知るわけもなく、光景としてかなりの極貧カップルだったんではと思われる。ハリーとモニカも真っ青だ。