CJの卒園式

先週、CJの卒園式があった。すくすくと背が伸びてもう124センチメートルあるらしく、卒園するクラスの子たちのなかでもひときわ目立つ。来月には7歳になる。7年まえに生まれて最初に抱き上げたときは紫色の顔をしていて、顔合わせもそこそこにNICUに入ったこの子がこんなに大きくなるなんていうのは、なんだかまだ夢をみているような気がしないでもない。赤ん坊のころあんまり笑わなくって、それを口にするのも不安で(妻もそう思っていたとわかったのは後のはなし)、まったく今から考えれば杞憂にすぎなかったんだけれど、なにぶんこどもと一緒に暮らすというのがはじめての経験だったんだからしかたない。

 

どんどん駆けるのも早くなり、まいにち遊んで、マンガを描くのに没頭して、得意げにむずかしい漢字を読みこなすようにまでなってしまいました。

 

そのあいだ僕はなにか成長したのかといわれればまったく心許なく、それでも妻の育休期間を除いて6年間まいあさ保育園に送りとどけているあいだに何らかの変化があったことは間違いないような気もするけれど、CJやJJの成長速度にくらべたら微々たるようなもんで、それでも、こうやってあっという間に歳をとって死んでいくんだろうな〜と思うといっそ心地よい気分になったりするのは、べつに悪いものじゃないなと思ったりするのです。

 

CJがびゅーんと宇宙の果てまで駆けてって、タッチして戻ってきてニコニコしてても、まったく気づかずに、もうごはんの時間やで、なんてぼんやりしたことを言ってそうな春です。