休暇の終わり

すこし遅めに起きて朝食を食べてから、妻と散歩に出かける。住んでいる辺りの産土神が御霊神社という神社なので、お参りしておこうということで。ちなみに御霊神社の公式サイトを見ていたら、谷崎潤一郎の「春琴抄」のなかに神社が出てくるらしい。へー、じゃあ今年の読み初めはこれにしてみようか。
御霊神社でお参りをしておみくじを引いてみたら吉。元旦に実家の近所の神社で初詣をしたときも末吉だったし、ここ最近おみくじで大吉を引いたことがないような気がする。こどものころは毎年大吉ばかりで、おみくじっていうのはそういうものなんだろうと思っていたけど、どうやらおみくじ運はそのあたりで使い果たしてしまったらしい。
街はすでに仕事始めらしい人々も多くて、そんな中をぶらぶら歩きながら堂島のジュンク堂へ。ずいぶん人が多くて、なかにはお神酒でほろ酔い気分なんだろうか、顔を赤くした会社員が椅子に座って休憩していたりする。延々と流れるTVのバラエティ番組や、シャッターを閉めた街並よりも、こういう場所のほうが新年おめでとうございますという気分になる。今年も一年よい年でありますように。
家に帰ってお餅を食べて、夕方になって休暇が終わる。

春琴抄 (新潮文庫)

春琴抄 (新潮文庫)