三連休のまん中はのんびりと

昼ごはんに蕎麦、そして食後に妻の焼いたスコーンを食べる。わりとこれは組み合わせとしてイケてるのではないだろうか。昨日買ったセイゲン・オノの「COMME des GARCONS」を流しながら、とてもミニマムかつ豊かな気分になる。
COMME des GARCONS」はそのタイトルのとおり、前半はコムデギャルソンのショーの音楽として80年代後半に作られたものを収録したもの。後半は比較的最近の録音をSACDとして収録したもの。このうち前半の最後、「Long Voyage」という曲がとてもいいです。作曲としてクレジットされたAlain "Loy" Ehrlichのピアノとパーカッション、セイゲン・オノの鉄琴をバックに女の子ふたりがあどけない歌声を滑らせる。僕は、前衛的と目されるミュージシャンたちによって手遊びのように作られたポップ・ミュージックが好きです。たとえばアンソニー・ムーアの「Catch a Falling Star」のように、時として比類なく美しい響きを持つことができる小品たち。これもそんな1曲。とはいってもじつはAlain Ehrlichって名前は初耳で、どうやらCRIUM DELIRIUMっていうプログレバンドにいたらしいということぐらいしか分からなかったんだけど。
昼過ぎから住吉神社へ出かける。お参りをして睦犬の土人形を買ってきました。奥村寛純の「浪花おもちゃ風土記」(村田書店)によると、「腰痛が起こらず、安産の守護になり、家内和合する」ものだそうです。帰り道に帝塚山のPOINTという喫茶店に寄ったら、なかなかオサレな店でリサ・ラーソンのブルドッグのオーナメントが置いてあったんだけど、ぜったい睦犬のほうがカワイイんだぜと家に帰ってさっそく本棚に飾りました。
夜は二夜連続で鍋。とはいっても今日は洋風鍋でワインと一緒にのんびりと。明日も休みだ、うれしい。