すこしだけ仕事の日曜

朝いちで京都へ出かけて簡単な打ち合せ。終わってみるとまだ10時過ぎだったので、とりあえずコーヒー飲んで休憩。周りになにもないことで知られる京都リサーチパーク(京都時代のはてなはここにオフィス借りてたんじゃなかったっけ)の近くだったため、ぱっと目につくところでスタバしか選択肢はなし。ひといきつきながら、寄れたら寄ってきてほしいと妻に頼まれていた松原京極のまるき製パン所にどうやって行こうか考えてみたけれど、バスに乗るのももひとつ具合がよくなさそうだし、ぶらぶら歩いて向かうことにしてみた。天気もよかったしね。
歩いてみるとそれなりに距離はあったけれど、無事まるき製パン所を見つけてパン購入。さて、ここまできたら五条堀川の 書肆 砂の書までそんなに遠くないよなと思いつく。時間もまだ午前中だし、今日は営業してるかどうかわからないけど、とりあえず行ってみようと増田屋ビルの階段を昇るとドアが少しだけ開いていて、声をかけてみると店主さんがいま整理中だけどいいですよといってくれたので入らせてもらう。ラッキー。
煎れていただいたお茶を飲みながら本棚をぶらぶら眺めて、藤枝静男「茫界偏視」(講談社)、海野弘「装飾空間論」(美術出版社)の2冊を購入。藤枝静男や青柳瑞穂やジュリアン・グラックなどについてすこしお話をする。店主さんは晩年の藤枝静男に会ったことがあるそうなんだけど、もうそのときはけっこうヨイヨイになっていて貰ったサインもかなり乱れていたとのこと。いやしかし、僕も最近こういう話をリアルでだれかとすることが少なくなっているせいもあって、人名とか本のタイトルが咄嗟に出てこないのな。ヨイヨイとかひとごとじゃないよ。ご好意に感謝しつつ退去。そしてここまできてしまったらバス乗るのもだるいわなと京都駅まで歩いて、JRに乗って帰阪。そして今日はすっかり歩きデーと決めたので大阪駅からも歩いて帰宅。
しばらく休んで、物産フェア大好きっ子の妻の所望により阪急百貨店の北海道物産大会へ。食料品をあれこれ買ったあと、フロアを昇ってベビー用品売場を探索。うーん、なにがいるのかいまいちまだよくわからない……。ところで妻はいま「山田風太郎育児日記」を読んでいるらしいんだけど、山田家の子どもの暴れん坊ぶりにおののいている。あんまり妊婦教育にいい本じゃないな、あれ。

山田風太郎育児日記

山田風太郎育児日記