新しいスツールが届いた水曜日

このまえの日曜に買ったartekのE60スツールが届いた! 西梅田ハービスエントのイルムスからセールのお知らせが届いていたので行ってみると、E60が展示品に限り20%オフになっていて、しばらくまえからスツールがもう1脚ほしいねえと妻といいあっていたのでつい買っちゃったのです。妻のお腹がふくらんできたために靴を履いたり脱いだりするのが結構しんどいらしく、玄関に置いて使う予定。多くの集合住宅がそうであるように、僕たちの部屋の玄関も上がり口の段差はほとんどなくて人造大理石の上がり框が申し訳ていどに嵌め込まれているだけなので、たしかに靴の脱ぎ履きはふだんでも面倒くさい。こういうのって構造上のチープさをバリアフリーという言葉でごまかされているような気がしないでもない……。
E60には座面の素材や色にいくつかバリエーションがあるけれど、部屋にやってきたのは緑色の布張りのタイプ。いま部屋にある家具がわりと地味めの色合いばかりなので、すこしくらいビビッドな色があってもいいだろうと。まあとにかく、部屋に腰かけられる場所が増えるのはいいことです。
ところでartekの60とE60の違いは、前者が3本脚、後者が4本脚という点。現在日本で輸入されているのは圧倒的にE60が多いと思われます。これはひとえに安全性の問題に尽きるんだけど、じっさい僕たちの場合も、まず妊婦が使うものであること、踏み台としても使う機会があるだろうこと、それから子どもがぶじ生まれて大きくなったら登って遊んだりするであろうことなどを考えると、仮にどちらも選べる状況であったとしてもE60を購入しただろうなと思う。世の中には60、つまり3本脚しか認めないよという人もいるようだけど、安全性という実用面での優位をひっくり返すほどに納得できる意見を目にしたことがない。見た目が美しいだとか、アルヴァ・アアルト本人は3本脚にこだわってただとか、じぶん単に通っていいたいだけちゃうんていうような。「Velvet Crushって聴いたー?」「聴いた聴いた、わりといいよねー」ってきゃっきゃっとゆうてるところに「いやーでもCHOO CHOO TRAINのときのほうがさ……」と一気に盛り下げにくる人のようである(例が古くてすいません)。