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たぶんみなさんも中学校の英語の授業で、“bread and butter”という表現は「パンとバター」ではなく、「バターを塗ったパン」という意味だと習ったのではないだろうか*1。ほーう、なんか英語っぽい……(英語だよ)。中学生が英語的な思考の一端に触れる瞬間として、わりとみんなおぼえてるみたいですね、これ。
おなじように“coffee and milk”という表現もあるけど、“coffee and cigarettes”となると、これは煙草入りのコーヒーのことではないので、みなさん注意してほしい。しかし、じゃあコーヒーと煙草ということですねと、分離可能な、それぞれ独立した存在であるかのようにいわれると、うーん、それもちがうんだけどなーという微妙な気持ちがあるわけです。ジャームッシュの映画のように、やはりそれらは同時に存在していなくてはならない。
とはいえ、最近の僕にとってそれはなかなかむずかしいことである。自宅はベランダでしか煙草を吸わないようにしているし、勤務先も屋外にある喫煙スペースまで行かないといけない。休日に外でお茶をするときも、娘が一緒なので吸わないし。“coffee, cigarettes and books”という幸福な時間は、すでに僕の人生から消え去ってしまったかのようである。このご時世にまだ好きこのんで煙草吸ってんだからしゃあないですけど。
代わりに、最近はもっぱら“coffee and a DORAYAKI”である。これはこれで非常に満足度が高くてよい。かぞえてみると、この1カ月あまりで15個以上のどら焼を食べており、まだ飽きる気配がないのがおそろしい。そしてどら焼には、日本茶でも紅茶でもなくコーヒー。これも法律である。
そういえば、コーヒーと煙草からの連想なんですけど、shipbuildingという表現も「ほーう……」という種類の英語だと思う。文庫版で復刊してたんですね。


船を建てる 上

船を建てる 上

*1:実際にはそのままの意味よりも「日々の暮らしにessentialな何か」を指すことのほうが多いと思う。