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かんぺきにださい

風呂あがりの娘がマミーポコ・パンツの空き袋を頭にかぶっている。先月限定だったチップ&デールのパッケージである。ハローキティがプリントされた毛玉だらけのスウェットパジャマとあいまって、それ最高にださいなーオイと声をかけたら、あとから妻に注意されました。鏡みて「かっこいい……!」ってご満悦だったんだからって。ださいというのも4割くらいは褒めことばなんだけど、おとなのレトリックというのは通用しにくいもので、ごめんな。うす汚れたパジャマは彼女のいちばんのお気に入りで、保育園にもこれ着ていくのようと、朝は大いに泣きわめきます。しかしなんだろう、それなりに陰影にいろどられた半生をおくってきたはずの男女が出会い、結婚にいたったあげくが、紙パンツ袋をかぶる娘であるというのは。娘がいま中学生だったらEXILEとか聴いてるんだろうかと想像すると、その反文学性にしびれる。しかしそこまで他人ごとのようにおもしろがっていてよいのかと悩むときもあり、週末にジュンク堂にいっしょに行ったときは、おとうさん、よるくまのクリスマスの絵本があったー!!と目を輝かせて報告する娘に、そうそう、やっぱ女子はサカコマぐらいたしなんでおかねばなと、おとうさん買ったげようかと相好をくずして財布を取り出すも、ううん、いらないとクールに拒絶。なんだよそれ。代わりにはらぺこあおむしのピクチャーパズルを手にとって「かんぺきだ……!」(最近おぼえた表現)とねだられました。なんか絵本よりパズルきちがいなのよ、いまのところ。
PC065081

はらぺこあおむしピクチャーパズル

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