怖い日記

P5296038
さいきんはすっかり朝型人間、早寝早起きのかちょうさんです。なぜかというと、夜、寝かしつけでそのまま眠ってしまって起きられないから。お腹の赤子から眠れビームを出されている妻も、似たような時間に早々と眠ってしまって起こしてくれないから。そんで明け方4時過ぎくらいにむくりと目をさますのです。
といってもべつに早起きしたからといってもなにをするわけでもない。ネットをみたり本を読んだりするくらいである。しかし明け方にネットをみるというのも、あまりおもしろいものでもないのである。ここ最近は落ち着いた感もあるけど、Ustreamがぶわっときたころは、僕がもぞもぞ起きだすころには盛り上がってるかんじのDJが大体終わってて、たいへんさびしい思いをしたことは忘れませんよ。あとツイッタもそうですけど、なんかこう時間的な制約があるほうに進むっていうのはどうなのよという点は朝型人間として主張しておきたい。
そんなわけで僕にはやはり日記やブログという形式が読むのも書くのもぴったりくるのですが、あのう、ときどき怖い日記ってありますよね。たぶんこれは怖くない人にはまったく怖くないのですが、過去のじぶんに似ているなにかの日記。暮らす土地も、読む本も、聴く音楽も、いろんなものが10年前のじぶんをそのまま閉じ込めたような日記。読んでいるうちに、僕自身がまだ京都のあの小さなアパートの一室で暮らしているようなきもちになってきて、隣の和室でまだ眠っている娘の顔を確かめにはいられなくなるような。そんで6時を過ぎて娘を起こして散歩に出かけても、なんかこう朝の日差しが現実の光じゃないようなかんじなんですね。映画のなかみたいなの。
まあ、抽象的かつ陳腐な云いかたをすれば、これは負債なんだろうなあと思います。たぶん僕はいつかもうひとりの僕がにやにやしながら現れて「ねえ、借りたものは返さないとだめだよ」というのを恐れているということなんだと思います。