4月のパリ
勤務先の旅行でパリに行くことになった。そしたらなぜかCJがついてきた。
使わなくなったコンデジを貸してあげて、いろんなものをシュートしていた。「パリ、おもしろい?」と訊いたら、「おもしろいねえ」と答えた。パン・オ・ショコラさえあれば食べるものには困らないようだった。
進化大陳列館。CJは写真をいっぱい撮りすぎて、そして撮ったそばから再生してばかりなのでバッテリーが切れてしまった。いったんホテルに戻って充電、そのままふたりで昼寝。パリで昼寝もいいもんだ。
夕方になってもまだまだ明るくて、ポンピドゥー・センターへ出かけた。リサのおうちはここにあるのだ。でも、実際のポンピドゥー・センターにはリサとガスパールのかけらもなくってCJは残念がっていたけれど、そうだ、おとうさん、きょうは月曜日だからリサは学校に行ってるんだよ!と顔を輝かせて教えてくれた。そしてチューブみたいなエスカレーターで上の階にのぼって、パリの街並みをぼんやりながめた。
ディズニーランドにも行ってみた。僕もCJもTDLに行ったことがないので、ちがいはよくわからない。昼も夜も、ホットドッグを食べた。
アリスの不思議なラビリンスは、ディズニーランド・パリだけにあるアトラクションだそうである。CJは気に入って、5回くらいくるくる回った。
そうやって日本に帰ってきて、まだ10日くらいしか経っていないはずだけれども、もうずいぶん遠いことのように感じてしまう。楽しかったな。大きくなったらなにも覚えてないかもしれないけど、パリにいる君をそばで見ているのはとても楽しかった。