天神さんの古本まつり

新刊が入手できるものは原則的に同版の古本を買わないようにしよう。とか思ってたこともあったんだけど、それはそれでメンドクサイ。古書店の棚の前で、(うーんこれってたぶんまだ新刊で出てるよなあ……)とかいちいち考えるのも時間の無駄ですよ。最近はそんなわけで邪念を払って、古かろうと新しかろうと見かけて読みたくなった本を買うことにしています。非常に正しいことをしているような。そんな気分で大阪天満宮で開かれる古本まつりに行ってきました。買ったうちの1冊がこれ。


いちばん最初のエッセイで淀川さんがフライパンの上でベーコンが焼ける音を「ニュルニュル」と表現している。やばい、やばすぎる。こういうオリジナルな擬音に弱い。以前友人がゆで卵を「ぽくぽく」食べるとゆうたときもすごい衝撃を受けた。もっとも、これのオリジンは彼ではなく辺見庸のようだけど。
全体的に西部劇を中心としたアメリカ映画が俎板に載せられていて、読み終えるとコーヒーとドーナツとか食べたくなってくる。